宮本輝『天の夜曲』の舞台

表紙

富山駅に着いたのは夜の十一時だった。神通川を渡るとき、吹雪は、風に吹かれて左右に舞うだけの、重そうな牡丹雪に変わっていた。(新潮文庫)

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[富山]

宮本輝『天の夜曲』

大阪を引き払い、人を頼って富山へやってきます。冬の北陸はずっとどんよりしてますからね、この先の運命を暗示するような、雪に埋もれた田舎町。

芥川賞受賞作である『螢川』も舞台は富山なのですが、宮本輝自身に富山生活の体験があるんでしたっけ。気候や風土の描写も堂に入ったものです。

「それがなかなか届かんがやちゃ。約束の納期は五月二十八日やったがに。あれがないと仕事が始まらんですちゃ」なんて方言は、ニュアンスみなさんお分かりになるものなんでしょうか。石川県生まれの私にはアクセントもパーフェクトに伝わりますが。

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この記事は2005年05月22日のものです。