デビット・ゾペティ『アレグリア』の舞台

表紙

 トロントのスカイラインを初めて見た時、体からすべての感覚を奪われた。
 紺碧のオンタリオ湖と、澄み渡った青空にくっきりと浮かぶメトロポリスの全景。晩夏の光を優しく反射させるスカイドームの白い屋根と、不思議な清潔感を放つ超高層ビル群。別の惑星の建造物を思わせるロケット型のCNタワー……。(集英社)

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表紙

[トロント][カナダ]

デビット・ゾペティ『アレグリア』

カナダ最大の都市トロント。主人公の少女がバレエ留学する町です。14歳で日本を発ち、6年間暮らすことになります。

バレエの留学先として不自然ではないのですが、ここでは逆で、まず「移民の町トロント」が舞台である必要があったのでしょうね。トロントで日本人少女に生活させるために著者はバレエを題材にした・・・と思われる小説です。

文化が混ざり合う場所で、アイデンティティを探す、この作家らしい都市の選び方、なんでしょう。

>> デビット・ゾペティの100字レビュー

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この記事は2006年07月30日のものです。