星野智幸『毒身』の舞台

表紙

 そこでシキシマはおもむろに立ち上がり、「ときに、これから銭湯でも行かない? 近くに温泉があるんだがね」と言った。
 誘われるがままシキシマについてゆき、「丸子温泉」と書かれた暖簾をくぐってお湯と石鹸と木のにおいをかいだ瞬間、ワタナベはシキシマと二十年の歳月を横滑りした気がした。(講談社文庫)

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[神奈川][川崎][中原]

星野智幸『毒身』

丸子温泉は川崎市中原区、東急東横線新丸子駅そばにある温泉銭湯です。薪で沸かす黒湯。ちゃんと温泉です。

私も二度ほど入ったことがありますが、数センチも沈めたらもう手が見えなくなるほど真っ黒な湯でした。東京は、特に大田区からこのあたりは黒湯の宝庫ですね。

星野智幸では『嫐嬲』でも新丸子が舞台になります。新丸子に縁のある人なんでしょうか。

>> 星野智幸の100字レビュー

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この記事は2007年10月07日のものです。