白石城 - 古川日出男『聖家族』

物語の舞台 - 白石城(宮城県 白石市)

白石城が復元されて、それで充分だったか。いや。いかにきゃっするくんを運行しても、観光客は爆発的には増加しない。リアル城下町としての、現在。

宮城県南部は蔵王の麓、白石城を中心とした城下町、白石です。武家屋敷など古い町並みが残ります。「きゃっするくん」はコミュニティバスです。

小説中では「平成元年の城下町」というキャッチフレーズのもと、市街エリアでは「今が平成元年であることを装う」観光地となっています。アーケードに貼られた美空ひばりのポスター、小錦初優勝の映像を流すテレビ。これはさすがにフィクションなのですが。

掲載日:2009-11-06
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

白石城について

白石城(しろいしじょう)は、宮城県白石市(陸奥国刈田郡白石)にあった日本の城(平山城)。別名益岡城枡岡とも)。城は白石市指定史跡となっている。中世の頃は白石氏(刈田氏)の居館だったと伝わる。戦国時代末期に城主が何度か変遷し、江戸時代には仙台藩家臣の片倉氏の城となった。九州の八代城などと並んで、江戸幕府の一国一城制の対象外とされて明治維新まで存続した。現在ある三階櫓や門は1995年(平成7年)に復元されたものである。続日本100名城(105番)に選ばれている。


[地理]

白石城は、奥羽山脈と阿武隈高地に囲まれた白石盆地の中にある独立丘陵地の北端、標高76メートルの地点に築かれた(

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