酒田 - 村上春樹『東京奇譚集』

物語の舞台 - 酒田(山形県 酒田市)

彼女は名古屋の生まれ育ちなので、北国酒田の冬の寒さと風の強さにはいささか閉口させられたが、年に一度か二度短いあいだ訪れるのにはなかなか良いところだ。

以前ゴールデンウィークに遊びに行ってきた、山形県の酒田。気候としてはほどよい頃だったので冬の酒田はまったく知りませんが、なかなか良いところでした。

春樹の作品にはわりと唐突に唐突な地名が出てくることがありますね。酒田在住の方には失礼な話ですけども、これも酒田である必然性はあまりなかったりしますから。もしかしたら春樹のなかではぴったりと整合してるんでしょうか、主人公の夫の実家が酒田であるのは必然のことだ、という。

掲載日:2005-10-02
酒田イメージ
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※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

酒田について

酒田市(さかたし)は、山形県の北西に位置する庄内北部の都市である。市の人口は約9万5千人で、県内人口第3位の地方自治体である。


[概要]

山形県唯一の重要港湾である酒田港と庄内空港があり、日本海と鳥海山の自然に恵まれ、庄内平野で育った良質な庄内米と鳥海山の伏流水で造られる日本酒が特産品である。中細ちぢれ麺と魚介系スープが特徴の酒田のラーメンや酒田港で水揚げされる海の幸などを求めに来る観光客も少なくはない。


[歴史]

平安時代に朝廷が出羽国の国府として築いたとされる城輪柵跡があるように

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