万世橋駅 - 黒川創『かもめの日』

物語の舞台 - 万世橋駅(東京都 千代田区)

JR中央線が御茶ノ水駅から神田駅にむかって、神田川ぞいに、古い煉瓦造りのアーチでできた高架の上を少しずつ右にカーブを切りながら走っていく。で、交通博物館の施設は、この高架下のスペースも、そのまま展示室として利用している。

ラジオ番組のトークセッションというシーンから引用。交通博物館のベテラン学芸員がゲストで、引用部はメインパーソナリティーが説明してる部分。「あさって5月14日で閉館」というタイミングでのセッションです。

これは小説のなかの話ですけども、実際にこの位置にあった交通博物館は2006年5月14日に閉館しています。小説中でその史実がそのまま語られています。現在廃止となっている「万世橋駅」の遺構を使った博物館であって、昔は中央線の始発駅だった。ホームや階段など駅だった頃の構造がいまも残る。最初は「鉄道博物館」という名だったけど、戦後に日本交通公社に運営委託されてから「交通博物館」となった。というようなこと。

この後継施設が、現在大宮にある「鉄道博物館」です。

掲載日:2012-08-11
万世橋駅イメージ
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

万世橋駅について

万世橋駅(まんせいばしえき、旧字体: 萬世橋驛)は、以下に記載する2つの駅が存在した。

  • 国鉄中央本線に存在した駅。
  • 東京地下鉄道に存在した駅。

いずれも現在は、廃止駅(中央本線万世橋駅は、法規上は国鉄の駅として休止中)である。駅名は神田川に架かる万世橋に由来する。

本項は双方の駅について扱う。


[国鉄 万世橋駅]

国鉄万世橋駅は、国有鉄道(休止時、運輸通信省鉄道総局)中央本線にあった駅。東京都神田区(設置当時東京府東京市神田区、現: 千代田区)の神田駅と御茶ノ水駅との間にあった

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