鳥取砂丘 - 岡崎祥久『南へ下る道』

物語の舞台 - 鳥取砂丘(鳥取県 鳥取市)

砂丘のほぼ中央にきわだった砂の丘があり、それこそが鳥取砂丘のご本尊なのだとでもいうかのように、その斜面をまばらに人が登っているのだった――しかしそれは斜面というよりは砂の崖とでもいったもので、高々とそそり立っているのである。

東京から国道1号線・2号線・3号線を走破して鹿児島へ向かう旅の途上、寄り道もありだよねって鳥取へ上ります。まるで旅行ガイドブックを見ながら書いてるかのように観光地を点でつないでゆく旅なんですけどね。

鳥取砂丘のご本尊、わたしも登ったことがあります。「ここに登らなきゃだめなんだな」と思わせる、砂丘に来た人がみな足を向ける丘です。要は起伏のある広い砂浜なんですけど、恥ずかしげもなく砂漠だと言い放てるのは日本で鳥取砂丘だけでしょう。ラクダも歩いてますし。

掲載日:2005-05-29
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

鳥取砂丘について

鳥取砂丘(とっとりさきゅう)は、鳥取県鳥取市の日本海海岸に広がる日本の代表的な海岸砂丘である。広大な砂礫地が観光資源にもなっているほか、山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されており、南北2.4 km、東西16 kmに広がる。1955年(昭和30年)に国の天然記念物に、2007年(平成19年)に日本の地質百選に選定された。大山と並んで鳥取県のシンボルの一つとされている。

日本三大砂丘の1つだが、その他の2つについては諸説がある。


[砂丘の状況]

中国山地の花崗岩質の岩石が風化し、千代川によって日本海へ流されたあと

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