法隆寺迷子ランド(2)

3月14日(3日目) 天皇陵参拝

崇神天皇陵

崇神天皇陵

実家でしばらくただ飯をくったあと、東京へ向かう復路。前回迷子になったのにも懲りず、再び奈良方面。まずは桜井線の柳本で降りて崇神・景行天皇陵へ。古事記によると崇神は168歳、景行は137歳まで生きたそうだ。スゴイね。日本に限らず神話世界の住人は長寿が多い。例えばノアの方舟のノアも長生きした(600歳くらいだったか?)ことになってる。事実その時代には人類という種は長生きする生物だったのかもしれないと考えてみるのもいいかもしれない。まぁ関係ないけど。

天皇陵。発掘調査が許されない、というのは何度も言うけれどおかしい。何か凄いものが埋まってそうだ。掘ってみたい。僕が掘る。

長岳寺で石仏巡りをして、日本の歴史に残る最古の道「山の辺の道」をしばし感じる。

ひと区間だけバスに乗って(僕しか乗ってなかった)箸墓へ。卑弥呼の墓だとか、いや卑弥呼の妹だとか、諸説あるが、どちらにしても考古学的に興味深いもの。

さて、巻向から再び電車に乗って桜井でまた下車。ゲームセンターで時間を潰したり意味のない行動をする。ウォークマンが壊れる。

王寺でカツ丼を食し、和歌山市をたらたら歩き、新宮夜行に乗りこむ。数少ない普通列車の夜行だ。ボックスシートを占有し、ゆっくり横になって眠る。

3月15日(4日目) 地味に紀州

伊勢奥津駅

伊勢奥津駅

早朝の新宮は、魚屋、豆腐屋などが開店準備で早くも忙しく働いていて、いい生活臭だ。列車ではしっかり眠れたし、気持ちのいい朝。

松阪まで出る。松阪城に猿がいるのはなぜだ。檻の中を走り回る猿たち。町並みを見下ろしながら往時に思いを馳せるのだろうに、なぜ猿なのだ。城跡自体は平凡。隣の本居宣長記念館もまぁこんなもんか。

名松線に乗る。終着の伊勢奥津まで行ったのは8人で、そのうち半分は鉄道マニアっぽい。30分後の降り返し列車に乗っちゃうんだから。僕もだけれど。春の陽射しの中、パンを食べる。自然に囲まれたいいところだねぇ。ぶらぶら歩いていると、道に絵葉書が3枚投げ捨てられている。無礼なことだが興味を抑えきれず拾ってみる。3人の友人に娘が生まれたことを報告する女性の文面。史香と命名、いい名前だ。彼女はなぜこの葉書を道端に捨てたのだろう? 「落とした」風ではなく、捨てられたような印象だったのだ。史香は無事なんだろうか。いや、無事なんだろうけれどさ。

津偕楽公園

津偕楽公園

県庁所在地だけあっては大きな街だ。城跡というには小さすぎる津城跡と、水戸偕楽園とは似つかぬ狭さの津偕楽公園。味わいのないビル群なども実に県庁所在地的。写真は(多分)津偕楽公園のほうで、武将の持つ太刀が太陽できらきら光っているところを撮りたかったもの。うまく撮れてはないが。

草津で夕食。駅前再開発の工事中で、どれ程リトル・トーキョー化するものか、楽しみではある。敵意を持ちつつ。

大垣夜行はなんとか座れた。混んでいる。

3月16日(5日目) 寝た。

朝、横浜から横浜線で八王子のアパートまで戻り、風呂に入って荷物を置いて、今日の分の青春18切符を使い倒そうと思ってたのだが、雨になりそうだったのでやめて眠る。(了)