
石灯籠通り
越前大野、続いて石灯籠通りへ。北陸路はやはり雪の頃がいいですよね。石畳もしっとり濡れてて。北陸って一年中どんより曇ってるものですが、この日はカラリと晴れて、サイクリング日和。
その名のとおり石灯籠が並び、古い商家も見え、散策にはもってこいですね。何をもってくるんだ。

越前大野城
丘の上には越前大野城。冬期休業中で天守閣へは登れないんですが、本丸までは行けます。
天守閣は昭和に入っての再建なのでまぁこんなものですが、石垣は築城当時のものだそうで。

越前大野城からの展望
本丸のベンチで座り、町を見下ろしてぼんやりとしましょう。写真では分かりづらいでしょうけれど、雪に覆われた町並みが陽に照らされ、音もなく湯気(というのかどうか)を立ち上らせています。心休まる風景です。
前述どおり冬期休業中のため、誰もいません。静かです。と思っていると地元のおばあさんが登ってきました。おばあさんは僕の座っている斜め後ろに立ち、テープレコーダーを回しはじめます。聞こえてくるのはラジオ体操の音楽。リズムに合わせて伸びたり縮んだりするおばあさんが視界の隅に映ります。恐らく日課なのでしょうが、雰囲気ぶち壊しです。これも旅の風情と言えば風情ですが。

御清水
城を下り、御清水へ。「おしょうず」と読んでください。かつて城主の御用水だった涌き水で、日本の名水百選に指定されています。それで水の町って呼ばれたりするんですが。地元の人がポリバケツで汲みにきたりしてました。現在も生活用水として使われているようです。手前が飲み水、奥が炊事用などと分かれています。2000年問題に影響されない、豊富な水源です。
ここでは問題ないようなんですが、町を歩いていると「生水は飲まないで下さい」という看板が目立ちます。水の町で売っているわりにはあまりにあまりな警告です。城の登り道途中なんて、明らかに水飲み場なのに(公園によくある、上向きに水が出る丸い蛇口です)、飲むなという看板。おかしくないか。

朝倉義景墓所
戦国武将朝倉義景の墓所。一乗谷って古い町の遺跡が近くにありますが、そこの領主で、信長に追われてこの地で自刃しています。味方の裏切りに遭うなど悲運の最後。
この辺は案内板もしっかりしているので道に迷うことはないでしょうが、細い路地を入ったところにあります。

七間通りの朝市
最後に七間通りへ。朝市が並ぶ通りです。地元のおばあさんが野菜などを並べています。
「買うてくれるんかと思うたら、写真とらせてくれやとね」とキャキャ笑うおばあさんに頭を下げつつ、写真だけとって帰ります。こういう観光朝市ではいつも思うのですが、観光に来て野菜を買ってどうするんだ?
ああ、観光朝市などと呼ぶのは失礼ですね。400年前から続く由緒ある朝市ですので。地元の生活に密着してるんでしょう。
そんなわけで、見所豊富な越前大野でした。

福井城
福井市街へと戻り、ちょっと歩きましょう。福井城跡です。県庁舎が入っているので堀と石垣が見られるだけですが。天守閣が立っていたとされる場所は基礎部分が残されていて、往時を偲ぶことができるようになっているんですが、特に見るべきものはありませんね。
んで実家のある石川県七尾の方へじわじわと帰ります。ではまた。(了)