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致道博物館にある旧西田川郡役所
バスで鶴岡中心部へ出、致道博物館に。洋風建築の旧西田川郡役所、茅葺の民家建築、庭園を抱く大名屋敷、ゴッホ風タッチの絵画も収める美術館なんかが集まった、バラバラな印象の敷地。その分、ここだけで鶴岡のいろんな名所を見終えたような気がしてきてしまいます。
史料としても価値のあるものが並んでいるので総じて行って損はないです。特に民家建築はぐっときます。水場になみなみと水が溢れていたり、藁で作った馬の人形(精霊馬。お盆には先祖霊がこの馬に乗って帰ってくるらしいです)が煤けてたり、生活感が残っているようで。

鶴岡公園にはまだ桜が
鶴ヶ岡城址である鶴岡公園は桜の名所ですが、もう葉が出ているもののまだ花が残ってます。吹奏楽部員が練習してたりする平和な公園です。
園内片隅に立つ大宝館では郷土の作家や偉人が紹介されてます。「藤沢周」って検索しようとしてよく間違って引っかかる藤沢周平や、高山樗牛、田沢稲舟なんかが。
藤沢周平に関しては作品に登場する市内の各ポイントに案内板が立ってたり、書店でもひとコーナー設けられてたり、鶴岡の作家といえばまず藤沢周平というムードです。でもあまり惹かれてない作家なので訪ねたりしません。

庄内藩校致道館
鶴岡公園のはす向かいにあるのは庄内藩校致道館。藩校の跡で、講堂などが残っています。当時の世界地図や教科書(論語)など教育資料も展示されていて目を引きます。
建物は復元されていないものの、裏手にもいろんな施設の跡地として広いスペースが公開されています。
ここもそうだしさきほどの大宝館もそうなんですが、入館料が無料で、その代わりに住所・氏名・ミニアンケートの記入が必須になっています。金取っていいからそんな面倒なもの書かせるなよと。藩校入り口では他の人が書いてた隙に強行突破したのですが、見終わって出るときに捕まりました。「お客さん、まだ書いてませんよね」って。よう見てるなぁ。

とんがり帽子の鶴岡カトリック教会天主堂
ひとつひとつ形状の違う凝った橋のかかる内川沿いに歩くと鶴岡カトリック教会天主堂があります。庄内藩家老の屋敷があった場所だそうで、立派な武家風の門構えをくぐった先、右手に幼稚園、左手にロマネスク様式の流麗な教会が立つ、不思議な空間です。
内部には世界的にも珍しい黒いマリア像があって、日本ではここだけのものだとか。黒いというか、褐色の肌ですね。推量で物を言ってたら怒られるかもしれませんが、これってアフリカ系の多い地域や中東で「自分たちと同じ肌のマリア」という信仰のされ方をしたものじゃないんでしょうか。なぜ日本で黒いマリアなのか、その経緯はよく分かりませんでした。
真っ黒な肌だった頃のことを悔いてる女の子はとりあえずお祈りに行っとけ、って感じですかね。

ベネディクト16世に拍手する天使
聖堂入り口のホワイトボードに新教皇ベネディクト16世誕生をお祝いする天使が書いてありました。タイムリー。可愛くて思わず撮ってしまいました。
いま「ベネディクト16世」でぐぐってみたらもう7万件もヒットする。すごい世の中になったものですね、しみじみ。そのうち8割近くが「法王」って言ってるけども、カトリックでは「教皇」と呼ぶんだということを改めてここで確認。

旧風間家住宅丙申堂
教会の一本北の通りには旧風間家住宅、丙申堂があります。豪商の邸宅ですね。非常に細やかな手入れをされているらしく、まだこのまま人が住めるような環境です。台所の板の間のきしみ方も好ましく。各部屋の襖を放ってるせいなんでしょうが、すごく明るくて、日本家屋の湿った暗さがない。
写真、逆光になっちゃったけど屋根の感じも素敵なんですよ。こんな家ほしいなぁ。
奥にはダイヤルが数字じゃなくて「イロハニホヘト・・・」になっている古い金庫もあります。