肥薩線で鉄ちゃんのふり、霧島でトレッカーのふり(5)

10月28日(6日目) また雨模様の鹿児島地方

霧島神宮

霧島神宮

そういえば霧島神宮をまだ参拝していなかった。バスで神宮へ出、参拝。古くは昨日登った高千穂峰のほうにあり、それを麓へ移し(高千穂河原の古社跡)、さらに今から500年ほど前に現地へ移している。

立派な社殿。鬱蒼と茂る森を背面に、朱が映える。艶やかな印象を受ける。弾力のある開け方というような空気があって、高千穂峰とは違った様子。

団体客が大勢来ていてその賑やかさ自体も峰とはもちろん全く違うのだが。ちなみに高千穂峰は宮崎県、霧島神宮は鹿児島県に位置する。

霧島神宮境内の岩くれ

霧島神宮境内の岩くれ

境内は岩がたくさん。何か由来がないとおかしい、人の手が入った石組みが何の解説もなく置いてあったりする。君が代で言う「さざれ石」なども祀られている。

駅へ戻り、鹿児島市へ向かう。鹿児島中央駅に降りて、昼食を取りながらどこへ行こうか思案。学生時代に市内いくつかのスポットはすでに見て歩いている。

では、桜島へ渡ることにしようとフェリーターミナルを目指しているうちに雨が降り始めた。7日間の旅程中、雨が降ったのは2日だけだから、そんなに不運だとは思わないけれど、やはり雨だと憂鬱。

かごしま水族館のくらげ

かごしま水族館のくらげ

フェリーターミナルにほど近いかごしま水族館へ入って雨宿り。入ってエスカレーターを上がったすぐにある大水槽でのジンベエザメが見ものだろうか。水槽で泳げないほど大きくなったら海に放し、また小さなジンベエザメを飼育する・・・という方式。シートに腰掛けずっと見ている人も多くいる。僕も時間はいくらでもあるので、ゆっくり観察。

時間つぶしとしても、水族館は好きだ。ひやりとした雰囲気が。写真は、水流で洗濯槽のようになっているなかをぐるぐる回っているくらげ。くらげも大変だ。

イルカショー

揃いのジャンプ

平日だからか、観客がまばらななかでのイルカショー。もちろんそんなことに関係なく元気にやってる。揃いのジャンプも美しい。

水族館を出る頃には雨脚はますます強くなってきたので桜島は断念し、天文館のホテルへ。

荷物を置いてブックオフへ立ち寄る。普通の人は旅の途中で3店ものブックオフにはなかなか寄らないんじゃないか。いやブックオフでなく普通の古本屋でいいのだが、なかなか普通の古本屋に出会わないんだよね。

その後、鹿児島名物、黒豚のとんかつを食べる。絶品。

10月29日(7日目) 半日がかりの帰路

かごしま近代文学館

かごしま近代文学館

近代文学館・メルヘン館へ。近くの私立美術館や県立博物館、照国神社は学生時代に行ったのだが、文学館は見ていなかった気がしたので。近代文学はもちろん守備範囲じゃない。でもブースに入るたびにセンサー感知で音声や映像が流れ出してその作家の人となりを伝える仕掛けは新鮮。

併設のメルヘン館は一寸法師、孫悟空、ムーミン、トトロ、古今東西の童話・絵本ネタで溢れ、こちらのほうが気に入ったかも。体験型の施設となっていて、32歳男性が一人で入るのは勇気がいるのだが、子供連れで入るにはうってつけだ。

その後は8時間以上かけて、新幹線と特急を乗り継いで東京まで帰る。飛行機のほうが安くて安全で快適でも、列車のほうが好きなのだからしようがない。お尻はすごく痛くなってしまったけれども。(了)