白石一文『僕のなかの壊れていない部分』

書誌情報

  • 僕のなかの壊れていない部分ぼく の なか の こわれて いない ぶぶん
    白石一文しらいしかずふみ
    2019-11-07
    文藝春秋 文春文庫
    昔の男が住む京都で、美しい恋人はどんな反応をするのだろうか。悪意のサプライズ旅行を企画した29歳出版社勤務の「僕」は、関係を持つ三人の女性の誰とも深く繋がろうとはしない。理屈っぽく嫌味な言動、驚異の記憶力の奥にあるのは、絶望か渇望か。切実な言葉たちが読者の胸を貫いてロングセラーとなった傑作。

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