金井美恵子『岸辺のない海』

書誌情報

  • 岸辺のない海きしべ の ない うみ
    金井美恵子かないみえこ
    2010-08-03
    河出書房新社 河出文庫
    「それは“岸辺のない海”と名づけられるだろう。永遠に欠如した永遠に完成することのない小説を、彼は書きはじめるだろう」-孤独と絶望の中で、“彼”=“ぼく”は書き続け、語り続ける。十九歳で鮮烈なデビューをし問題作を発表しつづけてきた、著者の原点ともいえる初長篇小説を完全復元。併せて「岸辺のない海・補遺」も収録。

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