田口ランディ『逆さに吊るされた男』

書誌情報

  • 逆さに吊るされた男さかさ に つるされた おとこ
    田口ランディたぐちらんでぃ
    2021-02-08
    河出書房新社 河出文庫
    地下鉄サリン実行犯で死刑囚Yの交流者となった作家・羽鳥よう子。贖罪を続けるYと拘置所で面会し手紙をやり取りするうち、こんないい人がなぜ、罪を犯したのかと疑問を抱く。“社会は誤った解釈でオウム真理教事件を葬った。私なら真実に辿りつける”羽鳥は『逆さに吊るされた男』と題した小説を書きだし、独自のオウム解釈にのめり込むがー。実体験をもとに世紀の事件を描く衝撃作。執行を経てのあとがき収録。

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