池澤夏樹『ワカタケル』

書誌情報

  • ワカタケルわかたける
    池澤夏樹いけざわなつき
    2020-09-24
    日経BP 日本経済新聞出版本部
    豪族たちを従え海の向こうもにらみ大和からこの国を統べる。大悪天皇とも有徳天皇とも言われた21代大王(天皇)のパワフルな生涯!
    『古事記』現代語訳から6年、待望の小説が紡がれた!

    神話から歴史へのあわいの時代に
    森羅万象を纏った、若く猛る大王が出現した

    暴君であると同時に、偉大な国家建設者。
    実在した天皇とされる21代雄略の御代は、形のないものが、形あるものに変わった時代。
    私たち日本人の心性は、このころ始まった。

    時代の転換点の今こそ、読まれるべき傑作長編! !

    時は5世紀、言葉は鳥や獣、草木たちにも通じていた。歯向かう豪族たちや魑魅魍魎を力でねじふせ、國を束ねるワカタケル大王(雄略天皇)。樹々の合間から神が囁き、女たちは夢の予言で荒ぶる王を制御する。書き言葉の用意のない時代、思いを伝える歌と不思議な伝説、そして残された古墳の遺物や中国の史書……。作家は言葉の魂に揺さぶりをかけ、古代から現在に繋がる、「日本語」という文体の根幹に接近する――

    令和改元をまたいで日経新聞朝刊に連載された小説がさらにパワーアップして単行本化。

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