野間文芸賞
野間三賞のひとつで、ベテランの作品に授賞される。純文学寄り。講談社系。受賞作の電子書籍化率は1割。
野間文芸賞(のまぶんげいしょう)は講談社初代社長、野間清治の遺志により設立された財団法人野間文化財団が主催する文学賞。純文学の小説家・評論家に授与される。野間三賞のうちの一つ。
* 1941年、財団法人野間奉公会が野間文芸賞と野間文芸奨励賞の野間賞を創設。戦後両賞とも一時中断。
* 1953年、野間文芸賞再開。
* 当初はその業績に応じて作家個人に贈られていたが、現在では基本的に中堅以上の作家の小説・評論作品に対して贈呈されている。
* 受賞は選考委員の合議によって決定される。
* 受賞者には正賞として賞牌、副賞として300万円(第42回から、それ以前は200万円)が授与される。
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野間文芸賞 受賞作家リスト
- 長野まゆみ『冥途あり』 第68回(2015年)
- 笙野頼子『未闘病記』 第67回(2014年)
- 保坂和志『未明の闘争』 第66回(2013年)
- 山田詠美『ジェントルマン』 第65回(2012年)
- 多和田葉子『雪の練習生』 第64回(2011年)
- 村田喜代子『故郷のわが家』 第63回(2010年)
- 奥泉光『神器 軍艦『橿原』殺人事件』 第62回(2009年)
- 町田康『宿屋めぐり』 第61回(2008年)
- 佐伯一麦『ノルゲ Norge』 第60回(2007年)
- 黒井千次『一日 夢の柵』 第59回(2006年)
- 村上龍『半島を出よ』 第58回(2005年)
- 辻井喬『父の肖像』 第57回(2004年)
- 竹西寛子『贈答のうた』 第56回(2003年)
- 高井有一『時の潮』 第55回(2002年)
- 瀬戸内寂聴『場所』 第54回(2001年)
- 林京子『長い時間をかけた人間の経験』 第53回(2000年)
- 清岡卓行『マロニエの花が言った』 第52回(1999年)
- 津島佑子『火の山―山猿記』 第51回(1998年)
- 富岡多恵子『ひべるにあ島紀行』 第50回(1997年)
- 田久保英夫『木霊集』 第50回(1997年)
- 秋山駿『信長』 第49回(1996年)
- 該当作品なし 第48回(1995年)
- 李恢成『百年の旅人たち』 第47回(1994年)
- 阿川弘之『志賀直哉』 第47回(1994年)
- 日野啓三『台風の眼』 第46回(1993年)
- 坂上弘『田園風景』 第45回(1992年)
- 河野多恵子『みいら採り猟奇譚』 第44回(1991年)
- 佐々木基一『私のチェーホフ』 第43回(1990年)
- 井上靖『孔子』 第42回(1989年)
- 安岡章太郎『僕の昭和史』 第41回(1988年)
- 森敦『われ逝くもののごとく』 第40回(1987年)
- 大庭みな子『啼く鳥の』 第39回(1986年)
- 上田三四二『島木赤彦』 第39回(1986年)
- 丸谷才一『忠臣蔵とは何か』 第38回(1985年)
- 島尾敏雄『魚雷艇学生』 第38回(1985年)
- 該当作品なし 第37回(1984年)
- 丹羽文雄『蓮如』 第36回(1983年)
- 小島信夫『別れる理由』 第35回(1982年)
- 山本健吉『いのちとかたち』 第34回(1981年)
- 遠藤周作『侍』 第33回(1980年)