青山真治

青山真治プロフィール&ガイド

青山真治(あおやましんじ)―1964年生まれ(59歳)。福岡県北九州市出身。映画監督、小説家。

1995年、Vシネマ『教科書にないッ!』で監督デビューし、2000年カンヌ国際映画祭で映画『EUREKA』が国際批評家連盟賞とエキュメニック賞を受賞。翌年同ノベライズ作品で小説家デビュー。多摩美術大学教授。

2001年『ユリイカ』で第14回三島由紀夫賞受賞。

映画監督らしい、映像が浮かぶような文章を書きます。中上健次リスペクトな人なので、中上健次好きなら気に入るはずです。

関連作家・似てるかも作家:蓮實重彦 黒沢清 原田眞人 周防正行 崔洋一 松江哲明 長崎俊一 瀬々敬久 黒木和雄 塚本晋也

青山真治おすすめ本ベスト

  1. 『ユリイカ』表紙
    バスジャック事件で生き残った運転手と子供達の、生きる意味を探す旅。映画監督が初めて書いた小説として、不慣れゆえに真っ直ぐに届いてしまう想いがあって、陰鬱ななかに救いが際立つ。傷はいつか癒えるものなの?
    文学(小説)

青山真治レビュー一覧(11冊)

  1. 『ストレンジ・フェイス』表紙
    八重山の高層ビル建築を巡る、開発側と地の霊力との衝突。「尖閣」なんて政治的なワードも出てくるけど出自としての腰の座り方の問題。終盤が突然に村上龍風で驚いた。こんな後味悪めに仕上げる必要あるんだろうか。
    文学(小説)
  2. 『帰り道が消えた』表紙
    不毛な生活、先の見えない関係性に疲れた女達の連作短編集。狭くて暗くて、さらには振り向いても故郷への道は絶たれている。キャラクターが立ってないというかみんな平たいのだが、またそれも終わりがない感で怖い。
    文学(小説)

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