鹿島田真希
鹿島田真希プロフィール&ガイド
鹿島田真希おすすめ本ベスト
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かつて6000度の熱に包まれた長崎で、家庭から離れ情事にふける女。「原爆」のイメージが言わば印象操作に近い形で関係性も曖昧に重層化されてるんだが、それが混沌とした語り口から文学性をさらに高めてる、と読む。文学(小説)
鹿島田真希レビュー一覧(6冊)
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セックスのことしか考えてない女と男が、パースの狂った宗教画のように愛を与えそこね続ける。肉体から全力で逃げ続けてるようにも見える。つまりは性愛も肉欲も本来の用途を成してない、言葉の先に何を置いたのか?文学(小説)
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なんだこのウンコ小説は。いや評価でなくて作中小道具としての。「できるだけ、一人称の語りを排泄物に近づけるんだ」とか狙いを表明しすぎなんだけど、それもブラフのようで何が本心なのか分からない。短編みな変。文学(小説)