青来有一

青来有一プロフィール&ガイド

青来有一(せいらいゆういち)―1958年生まれ(65歳)。長崎県長崎市出身。小説家。

長崎市役所に勤務しながら、1995年に「ジェロニモの十字架」で文學界新人賞を受賞し作家デビュー。

1995年「ジェロニモの十字架」(『聖水』に所収)で第80回文學界新人賞、2001年「聖水」で第124回芥川賞、2007年『爆心』で第18回伊藤整文学賞および第43回谷崎潤一郎賞受賞。

原爆の地、長崎で、やはりその呪縛から逃れられない作家。

関連作家・似てるかも作家:町田康 高井有一 野呂邦暢

青来有一おすすめ本ベスト

  1. 『爆心』表紙
    長崎という地が深層に抱く原爆の記憶を、きりしたん信仰的な原罪とで合わせ織った連作短編。「戦争を忘れるな」といった直接的なテーマではなく、歴史の上に立つ日常を抑制の効いた文体で取り出してて、ぐっとくる。
    文学(小説)

青来有一レビュー一覧(5冊)

  1. 『てれんぱれん』表紙
    ニラ焼き屋の看板娘の半生を描きながら、「原爆後」の哀しみをたたえた静けさがよい。父から娘へ受け継がれた不思議な能力、「てれんぱれんさん」が視えてしまう不必要な能力がその物語を複雑にしてるけど、分離感?
    文学(小説)
  2. 『爆心』表紙
    長崎という地が深層に抱く原爆の記憶を、きりしたん信仰的な原罪とで合わせ織った連作短編。「戦争を忘れるな」といった直接的なテーマではなく、歴史の上に立つ日常を抑制の効いた文体で取り出してて、ぐっとくる。
    文学(小説)

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