不破純

不破純プロフィール&ガイド

不破純(ふわじゅん)―1970年生まれ。東京都出身。小説家。

『月刊カドカワ』で「ポスト尾崎豊」を担わされていた作家。

いつのまにかいなくなりました。「あの頃の気分」は見えるので、自分の立ち方に納得のいかない高校生なら読んでもいいかと思います。すべて品切れなので古本屋で見つけるしかないんですが、『17』はたまに見かけます。文章が上手いとは決していえません。それもそういうものとしての読み方があるはずです。

不破純レビュー一覧(3冊)

  1. 『針のない時計』表紙
    『17』『卒業』は尾崎のアルバム『十七歳の地図』『回帰線』にそれぞれ対応し、今作は『壊れた扉から』。つまり学校という分かりやすい敵が消えてしまった後の荒野で、愛を叫ぶほかない男。どちらにしても文章が…。
    文学(小説)
  2. 『卒業』表紙
    ボクシングのプロ・テストに挑むジュンは、自分だけの卒業を求め始める。卒業証書に意味なんてないんだ。人生っていう舞台の上で汗を飛ばして踊りたい。高校卒業直前に自主退学した著者の自己証明。輝ける若い日々。
    文学(小説)

不破純の新刊・近刊

  • 不破純『針のない時計』表紙
    不破純
    1993-02
    角川書店
    信じたかった。信じようとした。僕は愛の証しを探すように君を抱きしめた。20歳になる前夜。愛し抜いた彼女への想いがジュンの心を切り裂いていくー...
  • 不破純『卒業』表紙
    不破純
    1992-10
    角川書店 角川文庫
    ボクシングのプロ・テストを目指すジュン。吉井、岡島、上矢、そして上矢の名を腕に彫り、傷だらけの愛を生きる望。彼らのあいだに立ちながら、ジュン...
  • 不破純『17-seventeen』表紙
    不破純
    1992-08
    角川書店 角川文庫
    感情のない教師の声と、自分の足音だけとが虚しく響き渡る廊下は、いつもより長く感じられた。でもこうして教室の前までやって来ると、短すぎるその距...