島田雅彦『天国が降ってくる』レビュー

書誌情報

島田雅彦『天国が降ってくる』表紙
天国が降ってくるてんごくがふってくる
1985/10
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:若い遺伝子たちの肖像 / 二十一世紀旗手真理男の遍歴時代 / ジークフリート、モスクワへの旅 (ほか)

レビュー

嫌なやつを書かせたら格別。自意識を糧として生きる繊細で傲慢な男の生涯。読者を不愉快にすることで取り込む作法は『僕は模造人間』と共通するが、これは思索的に不充分であるだけ混迷度は高い。マリオ? なぜだ。
読了:1995/03/01

商品詳細&購入情報