辻仁成『海峡の光』レビュー

書誌情報

辻仁成『海峡の光』表紙
海峡の光かいきょうのひかり
1997/02
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:海峡の光

レビュー

主人公の勤める刑務所に入ってくる花井。主人公は彼にいじめられた少年時代の記憶に戸惑う。私を覚えているのだろうか。地味なストーリーだが心理の漂流が丁寧に書かれている。終局部で閃く悪意が眩い芥川賞受賞作。
読了:1997/01/01

商品詳細&購入情報

物語の舞台