藤沢周『波羅蜜』レビュー

書誌情報

藤沢周『波羅蜜』表紙
波羅蜜はらみつ
2010/03
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:波羅蜜

レビュー

葬儀ディレクターが主人公の黒い長編。病院との癒着、死体のビジネス、生と死の狭間で倒錯した自殺クラブ。俗情に硬化するしこりが鬱々と積もってゆく、この重苦しさは著者いつもの味で、終盤の怒涛まで緊張が続く。
読了:2010/06/13

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