いしいしんじ『みずうみ』レビュー

書誌情報

いしいしんじ『みずうみ』表紙
みずうみみずうみ
2007/03
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:みずうみ

レビュー

水が至るところで溢れだす、明喩でも暗喩でも。湿気ばかりで前が見えず端的に読みづらいのだけど、産まれる前、意識が形造られる前の混沌に触れているような根源感がある。それゆえ第三章の哀しみが体の水分に届く。
読了:2012/09/09

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