山川健一『サンタのいる空』レビュー

書誌情報

山川健一『サンタのいる空』表紙
サンタのいる空さんたのいるから
1983/07
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:花火 / サンタのいる空 / 新しいノート (ほか)

レビュー

皮膜から溶け出すように拡散する自意識の短編集。すでに終わってしまった愛の物語を中心に、世界に受け入れられない孤独感が充満する。スプレーから吐き出される赤は、関係を呪う血糊のようにこびりついて離れない。
読了:1994/01/01

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