重松清『ナイフ』レビュー

書誌情報

重松清『ナイフ』表紙
ナイフないふ
1997/11
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:ワニとハブとひょうたん池で / ナイフ / キャッチボール日和 (ほか)

レビュー

いじめを描くことの責任感も背負い込んだような意志溢れる短編集。退屈と窮屈で膿んだ教室を這いつつその実、親子の関係修復物語だ。戦場との対比も見事な表題作もいいが、「エビスくん」は凡庸であるだけ胸を打つ。
読了:2000/07/01

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