池澤夏樹『花を運ぶ妹』レビュー

書誌情報

池澤夏樹『花を運ぶ妹』表紙
花を運ぶ妹はなをはこぶいもうと
2000/04
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:1 カオル / 2 哲郎 / 3 カオル (ほか)

レビュー

麻薬ではめられ捕まった兄を救うため妹はバリ島へ飛ぶ。妹の西欧的感覚をほぐしてゆくアジアの風土と、画家たる兄が見出す画布に落としきれない色彩が重層的に描かれる。このタイトルが効いてくる後半が非常によい。
読了:2001/06/01

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