SchlinkBernhard/岩淵達治/藤倉孚子/ほか『過去の責任と現在の法 : ドイツの場合』

書誌情報

  • 過去の責任と現在の法 : ドイツの場合かこ の せきにん と げんざい の ほう : どいつ の ばあい
    ドイツの場合どいつ の ばあい
    SchlinkBernhard/岩淵達治いわぶちたつじ/藤倉孚子ふじくらのぶこ/中村昌子なかむらまさこ
    2005-02
    岩波書店
    冷戦時代、ベルリンの壁を乗り越えようとした者を狙撃した東ドイツ兵士の罪責を、統一後のドイツで問うことは可能か-。『朗読者』の著者にして、法学者のシュリンクが「法による過去の克服」をテーマに法を論じる。ナチスの過去、ドイツ民主共和国の過去の克服を論じつつ、加害者の子孫の世代の責任についてどう考えるべきか、法にできること・できないことはどこまでなのかを見定め、考え抜いて書かれた論考の数々は、日本の状況と照らし合わせて読んでも示唆に富むものとなろう。

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