原田宗典『やや黄色い熱をおびた旅人』

書誌情報

  • やや黄色い熱をおびた旅人やや きいろい ねつ お おびた たびびと
    原田宗典はらだむねのり
    2018-07
    岩波書店
    前世紀の終わり、作家はみずからの足で世界の紛争地帯を旅した。黄熱病に罹患しかねない地の果てで目にしたものは、なんだったのか。戦禍に苛まれた、ふつうの人々に接して感じた悲しみ、酷薄さ、寂しさ、やるせなさ、無力感を想起し直し、いま一度、平和の意味を、成熟した小説家としての目をとおして問い直す。

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