林真理子『ミカドの淑女(おんな)』
書誌情報
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ミカドの淑女(おんな)2022-06-10KADOKAWA 角川文庫美濃の士族の出でありながら、その歌の才により皇后の寵愛を受け、「歌子」という名を賜わった女官がいた。しかし数十年ののち、女は平民新聞で「妖婦下田歌子」と取り上げられることとなる。後宮を辞した後は華族女学校で新たな時代の女子教育に尽力した一方で、伊藤博文、山縣有朋ら高官との不埒な関係が報じられた下田歌子。明治の宮中を揺るがした大スキャンダルの真実とはー。著者初の歴史小説!