馳星周『北辰の門』

書誌情報

  • 北辰の門ほくしん の もん
    馳星周はせせいしゅう1965-
    2024-01-22
    中央公論新社 単行本
    時は天平。疫病により多くの為政者が命を落とした朝堂において、ひとり異彩を放つ者がいた。藤原仲麻呂。皇后である叔母の寵愛を受け、出世の階段を駆け上がるこの男は、臣下の誰一人として持ち得ない、危険な野望を秘めていた。一方、次代の天皇である阿倍内親王は、帝となることに意味を見出せず、ただ人並みの幸せを望んでいた。かつて恋慕の情を持った仲麻呂への想いが憎しみに転じた時、時代の歯車が軋み始めるー。「恵美押勝の乱」。この国を激変させた衝撃の七日間の全容とは?

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