野田知佑『少年記』

書誌情報

  • 少年記しょうねんき
    野田知佑のだともすけ
    2004-08
    文藝春秋 文春文庫
    戦争末期、疎開先の熊本の小学校に入学した少年は、山河に魚を捕り鳥を追ううち自然の豊饒さに感動し、学び、己れの成長を自覚してゆく。しかし少年はやがて受験勉強に励むようになり、都市と田園の生活に引き裂かれていく…。自伝の傑作『旅へ』につながる、多感な少年期を綴った新しい成果。他に「南にありて」13篇を収録。

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