花村万月『武蔵 6』

書誌情報

  • 武蔵 6むさし
    花村万月はなむらまんげつ
    2017-06-08
    徳間書店 文芸書
    京で隆盛を極める吉岡一門を我独りにて完全に滅ぼす、ついてはその前に女を抱きたい。あきれたことに武蔵はそう口走るのだったー。槍術の達人・宝蔵院胤栄、そして天下の剣豪・柳生石舟斎とあいまみえながら見据えるのは佐々木小次郎の姿。ときに憎しみに近い妬心を、ときに身を捩りたくなるような懐かしさを覚えさせる男。いざ、決戦のとき。衝撃と感涙のクライマックスに向けて物語は猛然と突き進む。

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