寺山修司/土田豊貴『混声合唱とピアノのための どんな鳥も…』

書誌情報

  • 混声合唱とピアノのための どんな鳥も…どんなとりも
    寺山修司てらやましゅうじ/土田豊貴つちだとよたか
    2024-04-25
    株式会社音楽之友社
    鮮やかな音像を描く土田豊貴による混声合唱組曲。日本を代表するプロ合唱団である東京混声合唱団による委嘱した作品で、2023年9月28日(杉並公会堂 大ホール)東京混声合唱団 第262回定期演奏会(指揮:尾高忠明/ピアノ:鈴木慎崇)にて初演された。組曲のタイトルは寺山修司の言葉「どんな鳥も想像力より高く飛べる鳥はいない。人間に与えられた能力の中で一番素晴らしいものは想像力である。」より。多くの分野に前衛的秀作を残し、既成の価値にとらわれない生き方を貫いた寺山修司による、ウィットに富んだ4つの詩に付曲された。刺激的なテキストに向かって、ユニークな和音の配置、プロコフィコフ、ライヒのスタイルの引用などの様々な書法を試み、人間の想像力が膨らんでいくようなイメージでユニークに組曲が構成されている。抜粋演奏でも演奏効果を発揮し、コンクールや演奏会など様々なステージで、それぞれの合唱団の豊かな発想とともに歌ってほしい。
    [曲目]
    ・みじかい別れのスケッチ
    ・友だち
    ・どっちが高い?
    ・飛行機よ

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