沢野ひとし『ジジイの台所(だいどこ)』

書誌情報

  • ジジイの台所(だいどこ)じじい の だいどこ
    沢野ひとしさわのひとし
    2022-11-25
    集英社 (発売)
    ─────────────────────── 「台所には生きる底力が詰まっている。 家族にもジジイにも、笑いが絶えない場とする。」 沢野ひとし ─────────────────────── 台所は日々の元気を生み出す活力源! 自宅の台所で、山登りのテントで、子どもの頃の食卓で。人生を振り返りつつ、食と台所のぬくもりや楽しみを綴るイラストエッセイ。 毎日の献立や段取りを考えながら料理をする場・台所で、人は頭を、そして心を育てる。だからこそ、台所を友達のように、仕事場や書斎のように思いながら生きていこう──著者の日頃の料理やお弁当、調理道具との付き合い方など、役立つ知恵も満載。 老若男女を問わず清々しく生きるための片づけエッセイ『ジジイの片づけ』に続くシリーズ第2弾。 台所で過ごす時間がかけがえのないものになる、17編+19のコラムを多数のイラストとともに掲載。 【目次より】 台所に「気」を入れる 母の台所 兄の台所 さすらいの悠々自適鍋 あかねさす ジジイのレシピ かなしみの作り置き 台所の即席ラーメン ジジイの健康法 台所の心得 たそがれの彷徨(さまよ)うロールキャベツ 後悔の料理教室 山の台所 海岸の台所 お取り寄せ便に翻弄されて 白樺と料理ノート 妻の台所 食洗機と父親 【本書「台所の心得」より】 いくつになっても自分で作った料理を食べたい。コンビニや宅配のお弁当ばかりでは心が弱る。 気持ちに張りがなく、気分がふさいでいる時も、自分で淹れた一杯のコーヒーでジジイは元気になれる。 台所は活力の源である。ただし包丁で指を切ったり、油で火傷をしたりと注意も必要である。そこは戦場でもある。 【著者プロフィール】 沢野ひとし(さわのひとし) イラストレーター・エッセイスト・絵本作家。1944年愛知県生まれ。児童書出版社勤務を経て、書評誌『本の雑誌』創刊時の1976年より表紙と本文イラストを担当。山岳をテーマにしたイラストエッセイで人気を博す。1991年、第22回講談社出版文化賞さしえ賞受賞。著書に『鳥のいる空』(集英社)、『さわの文具店』(小学館)、『中国銀河鉄道の旅』(本の雑誌社)、『ジジイの片づけ』(集英社クリエイティブ)、『人生のことはすべて山に学んだ』(角川文庫)、『真夏の刺身弁当 旅は道連れ世は情け』(産業編集センター)など多数。

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