真文学の夜明け
丸山健二
2018-07
柏艪舎
丸山健二から、真の文学を目指す書き手へ送るメッセージ。文学に携わる方、文学を目指す方にぜひ読んでいただきたい一冊。
丸山健二から、真の文学を目指す書き手へ送るメッセージ。
文学の王道を歩む、丸山健二が立ち上がった!
文学に携わる方、文学を目指す方にぜひ読んでいただきたい一冊
書き下ろし、新作エッセイ!
「まだ見ぬ書き手へ」から24年。
大きく変わった出版界の現状を踏まえて、丸山健二が真の文学を目指す書き手へ向けて、
文学の鉱脈を掘るすべと心構えを伝授する。
丸山健二こそは、我々が真に世界に誇り得る唯一の日本人作家であり、文学の王道を歩む第一人者であることに疑問の余地はないだろう。
甘ったれたナルシシズム(自己愛・自己陶酔)に過ぎない、作文に毛が生えたような、台本と区別がつかないような小説がなぜ次々に出版され、あまつさえ賞を獲得し、持て囃されるのか。
真の文学とは何か、“文学もどき” しか読もうとしない読者とはいかなるものか――そういった根本的な問題に、百年先を見据えて、丸山健二が渾身のメスを入れてゆく。
文学という最も人間らしい芸術が数千年を経た現在においても、手つかずの鉱脈が、宝の山が眼前にごっそり眠っているというあまりにも口惜しい状況を前に、そこを掘削する術についてより具体的に述べたいと思う。 ―本文より