佐川光晴『山あり愛あり』

書誌情報

  • 山あり愛ありやま あり あい あり
    佐川光晴さがわみつはる
    2016-02-09
    双葉社 双葉文庫
    周三は銀行で不良債権処理に追われる日々を送る。20年勤務し、早期自主退職した周三は、学生時代に封印した登山を再開するつもりでいた。だが母子家庭を支援するNPOバンクに関わることになる。周三自身は父親を知らず、母親とは義絶していた。その母親が今、死に瀕しているというー。人生の岐路に立った男が、自分を見つめ直すとき。共感と静かな感動を呼ぶ長編小説。

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