橋本治『マルメロ草紙 : édition courante』

書誌情報

  • マルメロ草紙 : édition couranteまるめろ そうし : えでぃしおん くーらんと
    橋本治はしもとおさむ
    2021-11-26
    集英社 (発売)
    二十世紀初頭の巴里を豪華絢爛に蘇らせた傑作耽美小説! 2013年限定150部で刊行された幻の豪華本『マルメロ草紙』をテキストの読みやすさを重視した新たな装いで刊行。 時は二十世紀初頭の巴里。ブーローニュの森近くの瀟洒な屋敷で暮らす、大実業家エミール・ボナストリューとその慎ましやかな夫人シャルロット。貞淑な姉シャルロットとは対照的な生き方を求め、華やかなパリで女優を目指す妹のナディーヌ。 その館に陽に灼けた美しいショーマレー中尉が招かれて、エミールとナディーヌ、そしてシャルロットの心に波風が立ち始める。やがて、パリ社交界の中心に座す、エナメルで固めたような美貌で名高いヴェルチュルーズ侯爵夫人から仮装舞踏会の招待状が届く。 ロダン、ジャン・コクトー、ニジンスキー、モディリアーニなども登場する中、館の大広間で繰り広げられる仮装舞踏会。扇情的な異国の音楽が奏でられ、エミールとナディーヌに、そしてシャルロットと侯爵夫人、ショーマレー中尉にも官能の波が押し寄せる。アールデコ様式全盛の時代、煌めきに満ちた女性たちの甘酸っぱく、香気に満ちた物語。 カラー口絵三葉入。

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