佐川光晴『満天の花』

書誌情報

  • 満天の花まんてんのはな
    佐川光晴さがわみつはる
    2021-05
    左右社
    文芸評論家・末國善己氏推薦!
    「女性通訳を主人公に、幕末を外交の視点で捉えた斬新な時代小説だ」

    勝海舟と出会った青い目の少女の運命が、日本の歴史を大きく動かす
    時は幕末、長崎。オランダ人商館員と遊女との間に生まれた少女・花。
    青い目を隠して暮らしていたが、勝海舟と出会ったことで花は激動の世界史の渦の中に投げ込まれる。
    西欧列強や幕府へも毅然と立ち向かう通詞・花。
    時代の常識にとらわれず、才能と意思で生き抜く女性を描いた、佐川光晴の新境地!
    第一章 出島のオランダ商館
    第二章 長崎海軍伝習
    第三章 咸臨丸
    第四章 露国軍艦アスコルド号
    第五章 東シベリア総督ムラヴィヨフ
    第六章 お江戸の花
    第七章 大政奉還
    第八章 江戸無血開城
    第九章 相集う愛宕山

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