椎名誠『飛ぶ男、噛む女』レビュー
書誌情報
飛ぶ男、噛む女
2001/10
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:飛ぶ男、噛む女 / すだま / 洞喰沢 (ほか)
レビュー
私小説風な導入を経ながら、妄想の淵へと徐々に落ち込んでゆく構造の作品群。著者では珍しいほどにセクシャルな関係にこだわり、俄かに非現実にすり替わりうる男と女の関係がうそ恐ろしい。そこの痛みはリアルだし。
読了:2002/03/01