松浦寿輝『巴』レビュー

書誌情報

松浦寿輝『巴』表紙
ともえ
2001/05
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:坂 / 時間 / 映写 (ほか)

レビュー

歪んだ世界とバイオレンス。血の匂いの東京下町を巴となって廻る長編。どこまで逃げても敵の思惑のうちという構造が、この独特に夢うつつな文章とあいまって、鬱々とした気分になれる。グロいのも含めて重い読後感。
読了:2008/04/12

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