乙一

乙一プロフィール&ガイド

乙一(おついち)―1978年生まれ(45歳)。福岡県浮羽郡田主丸町(現・久留米市)出身。小説家。

1995年、17歳で『夏と花火と私の死体』でデビュー。山白朝子、中田永一の別名での作品もある。

2003年『GOTH』で第3回本格ミステリ大賞受賞。

年齢で評価すべきでないと言う人も何故か乙一に関しては「この年でこの小説を?」なんて言ったりする。不思議な立ち位置です。

関連作家・似てるかも作家:山白朝子 中田永一 恩田陸 道尾秀介 舞城王太郎 五十嵐貴久 福澤徹三 米澤穂信 清原紘 伊坂幸太郎

乙一おすすめ本ベスト

  1. 『GOTH』表紙
    猟奇殺人者に対して強いシンパシーを表明する連作。興味本位の傍観者というスタンスが僕らに近いゆえの怖さだな。ミステリな仕掛けはやりすぎが一周回って類型的なんだけども、血と静謐さのバランスに目を奪われる。
    文学(小説)

乙一レビュー一覧(5冊)

  1. 『とるこ日記』表紙
    椎名誠「あやしい探検隊」リスペクトだけあってグダグダなトルコ旅行記。ウェブ連載ということもあり「ブログなら許せる」記事にユルいコメント。遺跡とかトルコ料理とか、もっと掘れそうな所をすっ飛ばしてタモリ。
    文学(日記・紀行)
  2. 『ZOO』表紙
    デタラメなコメディだったり正統ミステリだったり不条理ホラーだったり、いろいろやってみましたってな技量披露の短編集。どれも上手いね。全体的に暗めに展開する話の中で「陽だまりの詩」の美しい世界観が際立つ。
    文学(小説)

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