東浩紀

東浩紀プロフィール&ガイド

東浩紀(あずまひろき)―1971年生まれ(53歳)。東京都三鷹市出身。批評家、小説家。

1993年『批評空間』に「ソルジェニーツィン試論:確率の手触り」を掲載し、評論家としてデビュー。小説としては2007年『キャラクターズ』(桜坂洋との共作)が初作品となる。

2010年『クォンタム・ファミリーズ』で第23回三島由紀夫賞、2017年『ゲンロン0 観光客の哲学』で第71回毎日出版文化賞受賞。

関連作家・似てるかも作家:國分功一郎 石田英敬 柄谷行人 宮台真司 浅田彰 小松理虔 蓮實重彦 宇野常寛 ジャック・デリダ 千葉雅也

東浩紀レビュー一覧(2冊)

  1. 『クォンタム・ファミリーズ』表紙
    量子論と並行世界。物理&哲学用語満載のSFという体裁で、「春樹的」な物語への憧憬が加える色味も好ましく読んだ。後半がやや制御不足だが、批評家の初小説だというエクスキューズをせずとも興奮でき、入り込める。
    文学(小説)
  2. 『キャラクターズ』表紙
    分裂増殖する東浩紀、小説内批評にミスリードされる「作者」とメタジャンクな共作小説。阿部和重・舞城王太郎・筒井康隆を超えようという実験性は、物語を壊すに足る力強さで暴走する。失敗してるように見える成功。
    文学(小説)

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