円城塔
円城塔プロフィール&ガイド
円城塔(えんじょうとう)―1972年生まれ(51歳)。北海道札幌市出身。小説家。
2007年「Self-Reference ENGINE」でデビュー。
2007年「オブ・ザ・ベースボール」で第104回文學界新人賞、2010年「烏有此譚」で第32回野間文芸新人賞、2011年その活動により第3回早稲田大学坪内逍遙大賞(奨励賞)、2012年「道化師の蝶」で第146回芥川賞、同年その活動により咲くやこの花賞、2017年「文字渦」で第43回川端康成文学賞、2018年『文字渦』で第39回日本SF大賞受賞。
関連作家・似てるかも作家:伊藤計劃 飛浩隆 小川哲 藤井太洋 酉島伝法 長谷敏司 グレッグ・イーガン 神林長平 上田早夕里
円城塔おすすめ本ベスト
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空から落ちてくる人間をレスキューする、でもキャッチャーじゃなくてバッターなんだって。「ライ麦畑」のオマージュになってて、ムード作りなど頼り過ぎの感がある。でも無意味な理屈っぽさは個性として楽しめるか。文学(小説)
円城塔レビュー一覧(4冊)
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「語り手」の問題とか、叙述の制約とかを逆手に取った、文学的なあるいは言語学的な野心作。刺繍で物語れるのならそれでもいい、表現の果てを目指して。結果読みづらいんだけど、美しいイメージに背中を押されつつ。文学(小説)
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論文の自動生成プログラムに執心する表題作と、超記憶が街を構築する話の二編が響きあう。応用力を獲得するコンピュータ、演算能力を高める人間、世界を容れきるのはどちらが先だろうかね? 思考実験ながら読める。文学(小説)