渡辺浩弐

渡辺浩弐プロフィール&ガイド

渡辺浩弐(わたなべこうじ)―1962年生まれ(61歳)。福岡県福岡市出身。小説家。

デジタルクリエイター集団「GTV」代表。早稲田大学大学院非常勤講師でもある。

デジタル社会を揶揄するような作品がほとんど。「ゲーム・キッズ」シリーズはショートショート風に近未来を描く作品群で、まずはこれが初心者におすすめなんですけど、絶版の嵐で、おすすめしても手に入らねぇって状況。古本屋で「ゲームキッズ」シリーズを見かけたら買ってみてください。

関連作家・似てるかも作家:H・P・ラヴクラフト 竜騎士07 カルロ・ゼン 虚淵玄 一肇 円居挽 北山猛邦 織守きょうや 小高和剛 松浦だるま

渡辺浩弐おすすめ本ベスト

  1. 『1999年のゲーム・キッズ』表紙
    近未来をシュミレイトする仮想科学小説集。ゲーム雑誌に連載された子供向けショートショートだと馬鹿にしてはいけない。コンピューター世代の底のない恐怖感が実にうまく表現されている。未来への警句としても適切。
    文学(小説)

渡辺浩弐レビュー一覧(10冊)

  1. 『死ぬのがこわくなくなる話』表紙
    ツイッターまとめ。人間の生死、デジタルな不死を考察してゆくなかで、カルト集団に触れちゃってヤバめ急展開。本になると切迫感が弱まるけど、リアルタイム実況の連載は、著者のメディア使いの上手さに惚れ直した。
    文学(小説)
  2. 『プラトニックチェーン 02』表紙
    「プラチェ」第二弾、これで完結? 女子高生言葉で照れ隠ししながらオチの付け方に皮肉が染みてる。現実がデジタルに規定され直すという事態をエンタメ的に描かせたらこの人がピカイチ。TVアニメになってるんだね。
    文学(小説)

渡辺浩弐の新刊・近刊

  • 渡辺浩弐『2030年のゲーム・キッズ』表紙
    渡辺浩弐
    2023-08-23
    講談社 (発売) 星海社FICTIONS
    人工冬眠 デジタルツイン ブレイン・マシン・インターフェイス NFT 昆虫食 遺伝子検査 AI/ロボット 2030年のゲーム・キッズ
  • 渡辺浩弐『中野ブロードウェイ怪談』表紙
    渡辺浩弐
    2023-07-12
    講談社 (発売) 星海社FICTIONS
    1966年竣工。地下3階から最上階まで全13階層。全長140m、幅45m、高さ31m。迷路のような商店街とハイソな住居スペースを抱える東京屈...
  • 渡辺浩弐『7つの明るい未来技術 : 2030年のゲーム・チェンジャー』表紙
    渡辺浩弐
    2023-04-19
    講談社 (発売) 星海社新書
    「現在」を「未来」へ変える最新テクノロジーの現場をリポート!科学技術の進化により、私たちの「現在」はまるでSF小説が描く世界のような「未来」...