横尾忠則
横尾忠則プロフィール&ガイド
横尾忠則(よこおただのり)―1936年生まれ(88歳)。兵庫県西脇市出身。美術家、グラフィックデザイナー。
グラフィック・デザイナーから画家へ。
1978年『地獄を読む』『妖星伝』で第9回講談社出版文化賞(ブックデザイン賞)、2008年『ぶるうらんど』で第36回泉鏡花文学賞、2011年その活動により朝日賞、2016年『言葉を離れる』で第32回講談社エッセイ賞受賞。
もちろん文筆は本業でないわけですが、エッセイがいろいろ出ています。自伝『横尾忠則自伝』が彼のことを知るのに最適でしたが現在入手不可なので、『インドへ』から手を出して見ましょうか。それが芸術家というものの本質なのかどうかは知らないですが、精神世界に深い洞察があります。UFOと宇宙人とのコンタクトについての文章も興味深いです。もちろん私はそれがすべて事実と思ってるスピリチュアル好きです。
関連作家・似てるかも作家:宇野亜喜良 岡本太郎 和田誠 町田尚子 村山由佳 金子國義 赤瀬川原平 奈良美智 池田満寿夫 植田正治
横尾忠則おすすめ本ベスト5
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ヒッピー、サイケデリック、そしてビートルズの影響でやってきたインド。生死がそのまま転がされていて魂を直接引き出されるような旅。当然神秘主義的なことが語られるのだが、インドへ行きたくもなるし怖くもなる。文学(日記・紀行)
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出羽三山や那智など国内のパワースポット的な場所を訪ね、大いなる自然の神秘に霊性を見る。ちょうど滝に凝っていた時期だけにその感応力はすごい。「もしかしたら弥勒菩薩はUFOかもしれない」。言わばその種の旅。文学(日記・紀行)
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スペイン、ブラジル、インドを旅する小説三編。別の現実へするりと抜け出た作品集で、ダリが登場しなくともシュルレアリスム風。タントラ的セックスを描く筆運びの巧さに感嘆しつつ、やっぱり表題作の幻想性が格別。文学(小説)
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60年代から80年代へと至る色彩が匂い立つような自伝。寺山修司、三島由紀夫、ジョン・レノンら「時代」と交わりながらグラフィックデザイナーとして確固たる地位を築いてゆく過程。もちろん神秘体験の話もたっぷり。芸術・美術
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エッセイ集。ダリに会った話などまとまった長文と、瑣末な日記からなる。輪廻やカルマ、UFOなど著者の関心事はずっと霊的なことにあることが分かる。世界を旅するのと同じ方法で自己を見つめている。それが日常事。文学(エッセイ)
横尾忠則レビュー一覧(20冊)
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スペイン、ブラジル、インドを旅する小説三編。別の現実へするりと抜け出た作品集で、ダリが登場しなくともシュルレアリスム風。タントラ的セックスを描く筆運びの巧さに感嘆しつつ、やっぱり表題作の幻想性が格別。文学(小説)
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裸婦を取り上げ、キャンバスに塗りこめられた画家たちの情念を読み解く。リアリズムからポップアート、抽象画まであり、「これって裸婦?」と思うものもあるのだが。裸体を、あるいは性を、崇める僕たちのサガとは?芸術・美術
横尾忠則の新刊・近刊
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2025-04-30国書刊行会昨日の自分から今日の自分へ、今日の自分から明日の自分へ。連歌のごとく紡がれる、横尾忠則の新たな創造の営みーー連画。瀬音をささやく小川のような...
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2025-04-16光文社 光文社新書朝日新聞で2009年以降、書評の寄稿を続けている美術家の横尾忠則氏。これまでに取り上げた本のジャンルはアート系をメインとしながら多岐にわたる...
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