糸井重里『家族解散』レビュー
書誌情報
家族解散
1986/10
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:ちゃぶ台の来た日 / マーマレードびんの出現 / ヒマラヤ不動産にて (ほか)
レビュー
ちゃぶ台がやってくる。平凡な家庭の平凡な出来事。言葉の魔道師が文学から遠く離れて、湿った荒野の中でペンを振り回している楽土。カフカのような家族像の柔らかな哀しみを描いた傑作。ラストシーンの鼻血を泣け。
読了:1995/02/01