見沢知廉『調律の帝国』レビュー

書誌情報

見沢知廉『調律の帝国』表紙
調律の帝国ちょうりつのていこく
1997/12
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:調律の帝国

レビュー

牢獄の恐怖と服従の中、小説を書くことが精神のバランスを保つ唯一の方法。「蘇生ダンス」の寒さとか獄中描写もいいけど「小説を書かせろ」という執念の描出が凄まじいね。それがすでに狂気。罪の浄化って何だろう?
読了:2002/11/05

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