会津磐梯、秘湯めぐりに紅葉めぐり
行程
- 1998-10-31
- 東京―青根温泉
- 1998-11-01
- 青根温泉―郡山―猪苗代―浄土平―奥土湯温泉
- 1998-11-02
- 奥土湯温泉―裏磐梯―喜多方―会津若松―二岐温泉
- 1998-11-03
- 二岐温泉―甲子温泉―東京
旅行記
1998-10-31(1日目/土曜日)
宮城蔵王、青根温泉へ
紅葉を愛でに、磐梯方面へ行ってきました。東京を友人と二人で発って、一泊後にもう一人の友人を拾うという予定のドライブ旅です。
東京から東北道を北上、白石から宮城蔵王方面へ。会津磐梯と題しながらナンですが、初日は宮城県南部に位置する青根温泉へ向かいました。青嶺閣という宿で立ち寄り温泉。本当はこちらに泊まりたかったのですが満室で取れずに、でも寄ってみたくて立ち寄り湯。見事な紅葉を望む露天風呂です。お湯は弱アルカリで、よいです。
宿泊は、同じく青根温泉にあるエコーホテル。広い露天風呂が自慢です。宴会場から夜通しカラオケが聞こえてくるくらいの風流さ。出発4日前になって宿を予約しようとしたら紅葉のこの時期、さすがに取れず難儀したので宿の質にはこだわりません。いや、悪口ではないです。
1998-11-01(2日目/日曜日)
浄土平は寒すぎたけど温泉日和
翌日は福島方面に取って返し、郡山で友人と待ち合わせ。駅で彼を拾った後、猪苗代へ向かいます。猪苗代湖は日本第四位の面積の湖。湖畔を過ぎて北上して福島市内へ入ります。車は磐梯吾妻スカイラインへ進んで。
磐梯吾妻スカイラインは山岳を行く観光有料道路。途中の景勝地、浄土平で車を降りてみました。荒涼とした景色のなか、びょうびょうと風が吹き、寒い寒い。寒いしね、早めに温泉に入ろうと、早々に退散。
宿は奥土湯温泉にある秘湯、川上温泉。どっちだ。ええと、土湯温泉の奥のほうにある、川上温泉という宿です。写真の露天風呂は奥が岩窟となっています。職人が手掘りしたんだって。結構広いです。まだ陽は落ちてないけども、浄土平の突風で冷え切った体を温めます。
夕食の量に驚きながらいただき、また何度か温泉に浸かって寝ます。
1998-11-02(3日目/月曜日)
裏磐梯ぐるり、会津へ
翌日は裏磐梯方面へ。秋元湖。磐梯吾妻レークラインは11月4日から閉鎖とのことだったので、ぎりぎりですね。レークラインの途中には中津川渓谷という眺望の名所があるのですが、橋の上にびっしりと見物客が並んでいました。紅葉の時期の裏磐梯はやはり混みます。
さらにいくつかの湖を抜け西へ走ります。
紅葉の名所として名高い裏磐梯ですが、具体的にはどの辺りが裏磐梯と呼ばれるエリアなのかよく分かっていません。写真の風景は「裏磐梯高原」なのでここは裏磐梯だと言っても問題はないのではないかと思います。
というかこの写真が「裏磐梯高原」だったのかどうかも今となってはよく分からなかったりするのですが……。
裏磐梯を過ぎ、さらに進むと喜多方の町に到着します。もちろん目当てはラーメンです。
ラーメンの前にちょっとだけ観光。喜多方の蔵について解説、展示されてたりする「喜多方蔵の里」。喜多方はラーメンだけじゃない、蔵が並ぶ町の風景もすばらしいものじゃないか、なぁ、そうだろう?ということで。
囲炉裏にあったまってみたり。どうでもいいことですけど、外国人になにこれって聞かれたらどう答えるのでしょうか。japanese kitchen old style.か? 調理場というだけではく、暖房でもあって家族団欒の場でもあるのでそれじゃ足りてない。暖炉な感じ?
さて、喜多方といえばラーメン。ということでやってきました。有名な坂内食堂は行列ができていたのでパスして(モノがなんであれ並ぶのは嫌いなんだ)、別の店へ。来夢(らいむ)というお店です。ネーミングセンスはちょっとどうかと思いますが、味は悪くないものでした。
ラーメンとか食べ物屋でこういう写真撮るの、だんだん恥ずかしさはなくなってきたのですが、同行の友人は店員に頭下げたりしてる。何がすみませんなのか。
喜多方を出て南下、会津若松へ。「あれ、会津若松って福島の県庁所在地だっけ、ん、郡山だっけ?」とか言って福島市内の人に怒られたりする、そんな会津若松です。
とりあえず観光を。会津藩校日新館は、藩校のようすを再現した施設。人形で再現してあるパターンの展示は怖くてつくづく嫌なんですけども。書道の授業のようですね。先生が持っているのは「孝」の一文字。道徳も入ってます。
中庭の池では泳ぎの訓練をしている像たちがあります。日本初のプールだったんだそうで。手前の古式泳法、奥の鎧を纏っての泳法はわかるのだが、真中の顔を水につけている彼はなんだ。「はいー息をとめる練習ー!」か。
会津若松は城でもつ、ということで鶴ヶ城(若松城)も見ていこう。学生時代にも一人旅でやってきてるので今回は2度目ですが、好きな城ランキングでは上位に上がってこない感じ。まぁ基本的には「博物館」ですしね。ちなみに好きな城ランキング1位は姫路城で、以下熊本城、松本城と続きます。
会津若松の市街に別れを告げ、ぐぐっと南下。どこまで行っても紅葉の山谷。キレイなのよ、もちろんキレイなんだけど、さすがにここまで来ると飽きるかもなぁ。緑色に恋しくなったりしながら。写真の景色はどこだろう? 湯野上温泉あたりか? ルートとしては、会津若松から芦ノ牧温泉を過ぎ、湯野上温泉で東に方向を変えます。
羽鳥湖の手前でさらに曲がって、二岐温泉へ。大丸あすなろ荘という老舗旅館で、建物は新しくなっているが、随所に風雅を感じさせます。ずいぶん山の中へ来ちゃったなという感じで自然いっぱい。
露天風呂は渓流のそばにあります。これですよ、日本に生まれてよかったと思うのは。露天風呂はもうひとつあって、そっちは半端じゃなく熱い。
1998-11-03(4日目/火曜日)
さらに秘湯の一軒宿立ち寄り
二岐からひと山超えた甲子温泉。地図を見て、まっすぐ山越えたら近いんだけどそんな道はなさそう、ということで、いったん白河まで出て回りました。大黒屋。江戸の頃を彷彿とさせるような風呂場ですね。もちろん知らないけど。そんな感じですわ。(了)