瀬戸内しまなみ海道を経由して道後温泉へ
行程
- 1999-11-26
- 東京―福山―大三島―道後温泉
- 1999-11-27
- 道後温泉―下津井―岡山
- 1999-11-28
- 岡山―東京
旅行記
1999-11-26(1日目/金曜日)
瀬戸内しまなみ海道
えー。実は社員旅行なのです。このサイトを熱心に見ていただいている方なら、「あれ、社員旅行なら春に沖縄へ行ったんじゃなかったの?」と思うかもしれませんね。僕は出向社員なので、本体の会社と、出向先の会社と、それぞれの社員旅行に行けてしまうのです。いいでしょ?
さて。今回の目的地は松山、道後温泉。アプローチとして最近開通した瀬戸内しまなみ海道を通ります。本州と四国を結ぶ、第2のルートですね。尾道から島々を渡って今治へ抜けられるわけです。橋も趣向を凝らしていて、なかなか車窓としては楽しい。
朝、東京を出て新幹線で4時間、昼過ぎに福山下車、バスに乗り換えます。バスガイドさんが新人さんで、女子高生のような喋り口調にげんなりしながら、大三島に立ち寄り。
写真は大山祇神社。瀬戸内海をブイブイいわしてた海賊たちの聖地です。そのため、宝物としての武具が充実しています。なんでも、国宝に指定されている武具の8割がここにあるということらしいですね。
来島海峡大橋。四国へ行くのに新幹線にバスっていったら丸一日移動日になります。瀬戸内しまなみ海道は車窓からお楽しみくださいということですね。道後温泉へ入ったのは夜になってからです。
宿に入っても気もそぞろ。宴会芸をやらないといけなくてそれで頭がいっぱい、温泉にも入らずに舞台稽古となりました。何をやったのかは内緒です。後日写真など見せられて脱力します。
1999-11-27(2日目/土曜日)
道後から瀬戸大橋へと
宴会芸のイヤな記憶を追い出そうと飲んだ酒のせいで二日酔いです。宿の温泉にぼんやり浸かるも疲労感は抜けず。当然、道後温泉本館になど入っている余裕はありません。大丈夫、学生の時に入ったから。歴史ある共同湯で、道後のシンボルですね、簡単に解説しておくなら。写真だけ撮って去ります。
道後温泉の駅前には「坊ちゃん」のからくり時計が。おお、「旅と文学」だ。もちろん、からくりが動くのを待つことなく去ります。
松山から特急に乗って本州へ戻ることにします。途中児島で思いついて下車、下津井というところへバスで向かいました。瀬戸大橋の麓付近にある漁港ですね。メインストリートから一本陸側に入った道は、海運で栄えた江戸期の町並みを彷彿とさせる風景があります。観光案内所的な様相の「むかし下津井回船問屋」でその歴史をお勉強。
高台にある祇園神社からは瀬戸大橋が一望できます。海岸沿いには釣り人多数。境内にはその狭さの割りに狛犬がたくさんいます。
港町って結構好きです。ほどよく寂れた感じでいいですね。最近までフェリーが発着してたんですか? それがなくなって過疎化の一途、という感じでしょうか。
荻野美術館。地元の豪商が集めた美術品を展示してます。
岡山まで出て宿泊。
1999-11-28(3日目/日曜日)
岡山は定番観光スポットへ
岡山。後楽園へ。兼六園、偕楽園と並ぶ日本三大名庭園。初めて入りました。広いわりにはあんまり起伏がなくて、季節的なこともあるんでしょうが、殺風景な感じがしました。
岡山城。学生時代に立ち寄ったときには改装中で中に入れなかったんですが、きれいになってますね。烏城と呼ばれた黒壁の城は悪くないです。中はありきたりの博物館となってるお城です。そんな感じで帰宅します。(了)